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インボイスの導入で影響を受ける人

更新日:2023年5月15日


こんにちは!

起業家税理士の伊藤です


令和5年10月1日からスタートするインボイス制度ですが

この制度の導入によってどんな人(企業)が影響を受けてしまうのか??

これはクライアントからも多い質問です


インボイス制度は、正直多くの方や企業に影響のある制度ですが

おそらく最も影響を受けてしまうのは


【普段の売上金額が1000万円以下の比較的小さな規模の事業者】です


そもそもですが、「インボイス」を発行するためには

「インボイスの登録事業者」になる必要があり、

消費税の「課税事業者」しかインボイスの登録事業者になることはできません


したがって、普段の売上が1000万円以下の比較的小さな規模の事業者の方は

これまでの制度では納める必要のなかった消費税を納める必要が出てきます


今まで得してたんだから良いじゃん!!

と、言う意見もあるとは思うのですが


ここで・・・

近所のラーメン屋をイメージしてみてください


これまで1000円で提供されていたラーメンが

「消費税の課税事業者になりました」という張り紙とともに

ある日突然1100円になったら


あの店値上げしやがった!!

って思いませんか??


お金を支払う消費者にとっては

そのラーメン屋が「免税事業者」であろうが「課税事業者」であろうが

どーでもいいんです


大事なのは、ラーメンが1000円だという事実だけであり

そのラーメン屋が免税事業者だろうが課税事業者だろうが


1000円のラーメンが1100円になれば

消費者にとっては単なる値上げです


だから多くの小規模事業者は、このラーメン屋のように

最初から1100円で事業を行っているケースがほとんどです


そして重要なのは

1100円でラーメンを提供しても、

結構カツカツな経営状況の事業者がほとんどだということです


この状態で消費税の納税が生じた場合

おそらく多くの小さな事業者は、かなりのダメージを受けることが考えられます


多くの起業で副業が解禁され、様々なビジネスに挑戦する方が増える中

頑張る人や企業を狙い撃ちするような制度は


個人的にはあまりいい制度とは思えません

皆さんは今回のインボイス制度の導入について、どう思いますか??






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