こんばんは！
起業家税理士の伊藤です
利益が出ているはずなのに、なぜかお金が増えない！！
会社を経営していると、こんな不思議な現象に遭遇することありませんか？？
何でですか？？
って、結構疑問に思われる方も多いと思います。
なぜ、利益が出ているのにお金が増えないのか？？
理由はいくつかありますが、
ザックリ言ってしまうと
【利益が出ている＝お金が増えている】
ではないからです
何言ってんの？？
と、思いました？？
例えば１２月に１００万円の仕事をしたとします
今月仕事を完了させ、取引先に１００万円の請求書を渡しました
ところが、実際に入金があったのは翌年１月の末日
これって普通に事業をやっていると、ごくごく当たり前の取引だと思います
問題は、この取引で「売上が計上されるのはいつなのか？？」と、言うことです
仕事が完了した１２月でしょうか？？
それとも、入金があった１月でしょうか？？
正解は、「仕事が完了した１２月」
もう少し正確に言うと
「仕事が完了し・お金を受け取る権利が確定したとき」に売上がカウントされます
同じように経費も
「仕入先に仕入れ代金を支払った日」ではなく
「仕入れを行った日」が経費発生の日
「クレジットカードの引き落としがされた日」ではなく
「クレジットカードを使って買い物をした日」が経費発生の日としてカウントされます
つまり
「売上が立つ日」と「入金がある日」
「経費が発生する日」と「支払いがある日」
にはズレが生じているんですね
このほかにも、借入金の返済はそもそも経費ではありませんし
車買ったぜ！！という場合に関しては
支払いのタイミングと経費化（減価償却費計上）のタイミングはかなり大きくズレてきます
売上のタイミングと入金のタイミングのずれ
経費発生日と支払日のタイミングのずれ
そもそも経費にならない支出
車などの設備の購入
この４つ（他にもあるけど）が、代表的なズレの犯人です
なんかめっちゃズレてる！！
おかしい！！
と、感じた方は、この４つに注意しながら
決算書を眺めてみてください